どうも、ふぁいぶです!
実は自分、2年半程ゲームデバッガーとしてゲーム会社に勤務をしていました。
ゲーム製作科があって、ゲームクリエイターになる為の勉強をしていたのですが、それでも夢は叶わかったんです。
恐らくゲームが好きな人なら一度はクリエイターを夢見た事はあるはずです。
高校卒業間近で将来を考え始めた人、是非今回の記事を読んでいただきたい。
これを読んでもまだ夢を諦めないのであれば、真剣に死ぬ気で学んでください。
専門学校はゲーム作りを教える場所ではない
専門学校って、学校って名乗っている程だから基礎から何まで教えてくれるだろうと思っている人は非常に多いと思います。
まず、その認識自体捨てましょう。
専門学校という場所は、決してゲーム製作のいろはを教えてくれる場所ではありません。
専門学校は、基礎中の基礎を教える学校です。
ゲーム製作を全くやった事がない方向けに、ただ基礎を教えるだけです。
例えばC言語の基礎を教えたりとか、ソフトの使い方の基本を教えたりとか。
そこから先の事は一切教えません。
じゃあどうするのかというと、そこからは自己学習になります。
つまり学校側のスタンスは、「基礎は教えてあげるから、後は自分で頑張りなさい」なんです。
えっ、それ学校の意味ある?
そう思ったあなたは、かなり甘えています。
そもそも何年も掛けて製作しなくてはいけないゲームのいろはを、たった2年在学しただけで教えきるなんてできません。
ましてや、常に最新の技術が生まれてくる業界なのですから、学校が最新技術に毎回対応なんてできる訳がない。
ですから、学校は基礎までしか教えません。
じゃあ専門学校なんて行くだけ無駄じゃないか!という意見もあるでしょう。
その通りです。
専門学校なんて行かなくても、自分で学べば技術なんて習得出来ます。
行く意味なんて全くありません。
今やネットが普及してきたこのご時世、調べれば様々な技術を紹介しているところ、基礎を教えてくれているサイトなんて無数にあります。
わからなければ検索すればいいし、本を買って勉強すればいい。
自分は在学中に専門学校の本性を知り、半年以内でクラス70名在籍していたのに半数に減った事件をこの身で体験しました。
そう、専門学校に来る人の大半は他力本願で学ぼうとしている人ばかりなのです。
では専門学校に通ってクリエイターになれた人は、他力本願な人とはどう違うのか?
その点は後述しますが、先に専門学校に入る前に必要な事をお伝えします。
専門学校に入る前にやっておくべき事
自分がゲームクリエイターになれなかった原因を今思い返してみると、結局は自分も他力本願な人間の一人だったという事を思い知らされたのです。
同じクラスの人でクリエイターになれたのは、70名中10名程。
ではその10名は入学する前に何をしていたのか。
そこをお話します。
高校在籍中に、クオリティ度外視でゲームを一本制作する
この10名は実は、すでに高校時代でゲーム制作を経験している人間だったのです。
自分の時代はまだネット環境に関してはようやくADSLが普及した時代。
その中でひたすら勉強しまくり、自分なりのゲーム制作のノウハウを身に着けていったのです。
どんなお粗末なものでもよくて、重要なのはゲームとして成り立つものを制作出来たかどうかなんです。
この経験がある人間とない人間とでは、すでに専門学校でのスタートラインは全く違っています。
ですから、今の内に必死になって自己流で勉強をして、何でもいいのでゲームを制作してみてください。
本当にこの経験は重要なので、可能であればイラストとか作曲とかも自分で全てやってみるといいかもしれません。
勿論相当難しいので、困難ならフリー素材を使って作りましょう。
学校の勉強をしっかりやろう
何言ってるんだって思うかもしれませんが、もう一度言います。
学校の勉強はしっかりやりましょう!
実は学校の勉強って、本当に大事なんだなって思ったんです。
その理由をお話しします。
皆さんは勉強好きですか?
多分大部分の人は「嫌い」と言うでしょう。
それが普通です。
ですが、社会人になると、嫌でも絶対に勉強をしなくちゃいけない場面というのが出てきます。
そこで重要になってくるのが、「嫌な事でも勉強できる力」が必要となってきます。
学校で学ぶ事って、全てが社会に出たら役立つものではないでしょう。
じゃあ小・中・高では何の為に勉強をするのか?
それは学ぶ事を覚える為です。
別に学校で学んだ事を社会に役立てる為ではなく、学ぶ事を覚えていると社会に出た時一歩抜きんでて活躍する事が出来ます。
自分はそれが全くできていませんでした。
むしろ、社会に出ても全く役に立たないって思っていて、学校の勉強を程々にしちゃっていました。
その為、専門学校に行っても他人任せになってしまって、自ら学ぶという姿勢がなかったんです。
この時点で、ゲームクリエイターになるのは難しかったんだと、今振り返って思いました。
とりあえず、学ぶ事を覚える為にちょっと真剣に勉強をしてみましょう。
学校の勉強なんて、ゲームを作っている時の苦しさに比べたら楽勝ですから。
専門学校は学ぶ所ではなく、コネを作る所
さて、前述した事をやって無事専門学校に入学したら、きっとこう思うでしょう。
「あっ、専門学校の授業って大した事ない」
と。
そう思ったあなたは、他の同級生より抜きん出た存在になれたと思います。
さて、自分の体験談に戻りますが、ゲームクリエイターになれた10人はほぼ、ゲーム制作経験者。
ある程度勉強して、どんな事を教えてもらえるのかと期待していたが、上記のような感想を抱いたそうです。
そして、さっさと頭を切り替えて方向転換をしました。
それはコネクションを作る事です。
コネは非常に大事で、自分と同レベルの同級生をさっさと探し出して、そして在学中にチームを作っていました。
色んな人とコミュニケーションを取って、「こいつはいる」「こいつはいらない」と振るいにかけていったそうです。
結局はその10人が一つのチームとなった訳です。
チームを組んだ彼等は、無敵でした。
お互いの技術を教え合ったり、それぞれが持っているコネを共有してゲーム制作の為に紹介し合ったり。
その中には現役ゲームクリエイターがいて、一年を掛けてゲームを作って見事インターンを勝ち取った所まで行ったんです。
卒業まで半年のところまで来たら、その10人はほぼ出席せずにインターンに力を注ぎ、そして正社員となったんです。
そこで知ったのは、専門学校の存在意義は学ぶ事より、より幅広いコネクションを作る場所だという事。
専門学校はコネクションを作りやすくする為に、設備を提供しているんだと。
勿論教師陣はそうは言いません。
ですが冷静に考えると、そう思えてなりません。
上手くコネクションを作った人は、あっさりとゲーム会社に入社しているか会社を立ち上げていますからねぇ。
ですから、専門学校に入学したら自分で勉強しながらコネクションを作りましょう!
他の学科(イラストレーター科やミュージック科)にもコネクション作りをするといいかもしれません。
違う学科からコネクションが伸びに伸びてプロになった人も、やっぱり少なからずいます。
なのでガンガン知り合いを作っていきましょう。
専門学校の間違った認識のまとめ
- 専門学校は基本的な事しか教えてくれない
- 入学しても必要なのは、自分で学ぶ事とゲーム制作経験
- 専門学校はコネクション作りが命!
本当にこれらは思った以上に大事です。
これから専門学校入学を考えている人も、一度考えてみてください。
高いお金を払って入学したけど、思っていたのと違うって事が結構あります。
自分もまさにそれだったので。
自力で勉強するのもよし、ゲーム制作をする為の仲間を求めて入学するのもよし。
この記事が参考になったら嬉しいです。
最後に宣伝!
過去にカクヨム様で、自分の体験談を書いたエッセイを連載していました。
うん、終わらせてないけどねw
気が向いたら続きを書いてみようと思います。
もしよかったら、お読みください!
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