【ネタバレ注意】ラスアス2プレイ感想!レビュー大荒れになるのもわかるわ!

ゲームレビュー

どうも、ふぁいぶです!

最近がっつりラストオブアス part2(以下ラスアス2)をプレイしていました。

今日はどうしてもその感想を書きたくて記事にしました!

ネタバレはがっつり盛り込みますので、そこを理解した上で読んでください。

 

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復讐というテーマを最大限に盛り込んだ、鬱々としたストーリー

早速ネタバレを言います。

ストーリー序盤で前作主人公のジョエルがなぶり殺されてしまいます。

前作をプレイしている方なら、ジョエルにかなり感情移入していると予想できるので、このシーンは本当にショックだったでしょう。

そもそも前作はどういうストーリーなのかをざっくりご紹介します。

part1は終末世界で繰り広げられる暴力性が強いヒューマンドラマ

謎の菌が蔓延し、現代文明がほぼ崩壊した終末世界。

この菌に感染した人間は化け物に変異し、生き残った人々を襲います。噛まれた人間は化け物に変異し、生きている人間は徐々に減っていきます。

一応軍は存在していて、数少ない支給品で生きるのも至難の業レベルな世界で、主人公ジョエルは生きる為に非合法な運び屋的な仕事をして暮らしていました。

そこでひょんな事から、菌に耐性を持っている少女エリーをとある組織に引き渡す為、目的地まで連れていく事になります。

このゲームは、ただ化け物を倒して進むだけではなく、終末世界なので人間まで容赦なく襲ってきます。道中で行動を共にする人間も殺され、悲しみに暮れながらも血みどろになって退けて進みます。

そこに至るまでの道で様々なドラマがあるので、二人は次第に性的な意味ではなく親子の愛情に似た信頼感を築いていきます。

やっと目的地にたどり着いた二人。

エリーは現在唯一菌に完全耐性を持っている人間なので、彼女からワクチンを作る為に研究施設がある目的地へと呼ばれていたのでした。

しかし現実は酷なもので、エリーの命と引き換えに抗体を作るという事実を知ったジョエル。

旅の道のりで愛情が芽生えたジョエルは到底エリーが死ぬ事を承諾出来ませんでした。

ジョエルが選んだ道は、世界平和よりエリーの命でした。

組織の連中を次々に排除し、エリーを救い出したジョエル。

その事実を知らないエリーはジョエルに何故戻ってこれたのかを聞きましたが、ジョエルは「ワクチンは作れなかった」と嘘をつきます。

エリーも嘘だという事に気付きましたが、特に追及する事無く、複雑そうな表情でジョエルの後を付いて行きます。

おおざっぱですが、これが前作のストーリーです。

前作頑張った主人公が殺された…!

そこまで頑張って救い出したエリーも、立派な女性として成長。

終末世界で逞しく生きていたので、見た目は気が強い印象ですね。

なんやかんやあって、アビーというゴツイ女性にリンチされて撲殺されたジョエル。

プレイヤーもびっくりした事でしょう。

俺は、コントローラーを落として口が暫く閉じませんでした……。

前作をやっていた人は恐らく、ジョエルが殺された瞬間、エリーに感情移入したでしょう。

俺はだいぶ感情移入したので、アビーは絶対殺すっていう感情を植え付けられました。

親と言ってもいい存在だったジョエルの死に深く悲しみ、エリーはアビーに復讐する事を誓います。

人間の敵を排除すると、他の敵が一瞬悲痛な叫びをあげる

エリーは立ちはだかる敵を容赦なく殺していきます。

完全に復讐の鬼となってしまいました。

ですが、今回敵一人一人に名前が付いているのです。

敵を倒すと、他の敵が倒した奴の名前を叫んだりします。

番犬を倒しても敵が悲痛な叫びをあげる。

それに気が付いた時、俺は随分と心が痛みました。

だけどやらないとこちらがやられる。

ストーリーが気になるから排除するしかない。

気持ちはどん底になりながらも、エリーと共に歩みを進めました。

こんな鬱々とした気持ちでゲームしたの、初めてだったよ俺……。

何と仇であるアビーを操作するという鬼畜仕様

さらに追い打ちをかけてくるのは、ジョエルを殺したにっくきアビーを操作する場面があるという事。

これにはめっちゃくちゃ驚かされましたねぇ……。

しかし彼女を操作する事で、ジョエルを憎んでいた理由が発覚します。

何と、前作でジョエルが排除した敵の中に、アビーの父親がいたのです。

アビーは父親を殺したジョエルを憎み、復讐を誓ったのです。

そしてジョエルをなぶり殺して復讐を完了した彼女。

アビーの復讐劇を追体験する事で、俺は何とも言えない気持ちになってしまいます。

だって、アビーの復讐する気持ちもわかってしまったからです。

ですがエリーの前でジョエルを殺した事で、復讐の連鎖が生まれてしまった。

復讐が復讐を呼ぶ、まさに鬼畜なシナリオですね……。

そしてエンディングは後味が悪すぎて……

そしてついにエンディング。

胸に黒いもやもやを抱えながらストーリーが進み、ついにエリーはアビーと対峙。

そして復讐を完了させるために戦います。

アビーは何度もナイフで切り刻まれ鎖骨辺りを深く刺され、エリーは取っ組み合いの時にアビーに噛まれて左手の薬指と小指を食いちぎられてしまいます。

まさに壮絶。

そしてついにエリーはアビーを殺す寸前まで行った時。

エリーの脳裏に走ったのは、穏やかな表情でギターを抱えているジョエルでした。

瞬間、エリーは復讐を止め、アビーを見逃します……。

このエンディング、本当に誰も幸せになってないのです。

エリーは沢山人を殺し、体中が傷だらけでボロボロになったのに、復讐が完了できなかった。

アビーは見逃してもらったものの、俺としては彼女の表情は怯えが入っているように感じました。

恐らく復讐される側に回って、死の恐怖を味わったのではないでしょうか。

エリーは失った指を抑えながら、涙します。

この涙には、様々な感情が入り混じっている事でしょう……。

結局エリーは、周囲を巻き込むだけ巻き込んで誰もいなくなった状態になってしまった。

文字通り全てを失ったのです。

こんな感じで最後の最後までどん底の状態で最後まで突っ走った今作。

様々な意見が飛び交っていますが、俺の感想を述べたいと思います。

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攻めまくったストーリーがラスアス感があってよかった

ネット上では本当に賛否両論です。

ですが俺はこのストーリーはラスアス感が溢れていてよかったと思っています。

確かに終わり方はすっきりしていません。

しかし一つの物語の終わり方としては全然ありでした。

別にゲームは必ずすっきりした終わり方をしなくてはいけないっていうルールはないですし、エンディングは一つしかないけどプレイヤーの受け取り方なんて非常に多いと思います。

俺の受け取り方は、様々なものを犠牲にした上で復讐を誓ったのに果たせなかった後のエリーを見て、本当に復讐って誰の為にもならないんだなってのが再認識できました。

まさに空虚なんですけど、それでもエリーは事実を受け止めて生きる意味を失わず歩いていきました。

最後にジョエルのギターを軽く弾いてジョエルとの回想をし、涙を見せずまるでジョエルと別れを告げたかのように背を向け歩き出すエリー。

エリーは悲しみに暮れながらも生きる事を諦めなかった。

確かに何も残らないしただ失うだけの復讐劇。

ですがプレイヤーに復讐劇を味わってもらいそして空虚を残す、これほどまでにガツンと来るメッセージはないでしょう。

この空虚こそ、製作陣がプレイヤーに伝えたかったメッセージと俺は捉えました。

すっきりしない、胸にモヤモヤが残る、これこそが真の狙い何でしょうね。

そしてまさにラストオブアスというゲームのラストに相応しいエンディングだったと思います。

究極的なまでにリアルを追及(戦闘中に銃で撃たれても怯むだけってのはゲームだから許してあげてw)したラスアスだからこそ、出来たエンディングでしょう。

昨今、シリーズものになると無難なエンディングになる事が多いゲーム業界ですが、ここまで突き進んだラスアスに、俺は拍手を送りたいと思います。

ジョエルの死は必要なかったでしょう。

ですが、あの世界だと誰が死んでもおかしくはない。

本来ならもっと感動的なストーリーにも出来たかもしれませんが、それは逆にラスアス感を失う事になる。

そう考えた時、俺はラスアス2のエンディングとしては最適解だったと感じています。

勿論俺のこの感想が正解ではないです。

各々の感じ方があると思うので、いち意見として受け取ってもらえれば幸いです。

 

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ネット上の反応

やはりtwitterを見ても賛否両論ですね。

ですが本当に濃厚なストーリーでした。

楽しめる人もいれば楽しめない人もいたようです。

まぁ、2周目したいかって言われたら、精神的に辛くて俺も出来ないなって…w

それでも素晴らしいゲームであったのは間違いないので、是非一度はプレイしてみてください!

 

 

コメント

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