【雑談】元ゲームテスターが教えるゲームテスターの実態となり方!

雑記

どうも、ふぁいぶです!

いつもこのブログを見て頂いて本当にありがとうございます!

恐らくうちのブログを見てくれている人は、結構なゲーム好きだと思います。

その中で「自分もゲーム業界に関わりたい」って思っている読者の方もいらっしゃると思います。

実は俺、元々ゲームテスターとしてゲーム業界に関わっていました!

しかも今、こういったテスター業務はIT業界の入口として需要が大分増えてきています。

もしゲームテスターでスキルを伸ばしていけば、他のテスト業務にも携わる事だって可能なんです。

今回の記事は、ゲームテスターの実態、そしてなり方の他にも注意点なども述べていきます。

 

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ゲームテスターとは?

さて、ゲームテスターは複数の言われ方があります。

QAテスター(品質管理)ゲームデバッガーですね。

実はゲームテスターとゲームデバッガーは大体同じ意味合いなのですが、QAテスターは若干業務内容が異なってきます。

ではゲームテスターとは具体的に何をするのか?

主に以下の業務をメインで行います。

ゲームのバグを洗い出す業務

ゲームテスターの基本はこのゲームのバグを洗い出す業務です。

開発側から送られてきた仕様書を見ながらゲームを進行していき、バグ(不具合)がないかをチェックします。

バグを発見したらレポートをパソコンで執筆、担当社員に提出するという流れです。

このバグを洗い出す作業ですが、基本的にテスターをまとめるリーダーが計画書を作成し、それ通りに進行していきます

つまり、自由にゲームをしていいという訳ではありません。

中には「こういう手順で行った場合、ゲームは正常に進行できるか」とか、「この場面で24時間放置してもハングアップ(ゲーム停止)しないか?」といった確認もします。

ゲームテスターのリーダーは計画書を作成

次にリーダーという立場になった場合、どのような仕事が出てくるかをお話しします。

会社にもよりますが、担当社員がリーダー役をやってくれる所もありますが、別の場所ではリーダーが計画書を作る所もあります。

当然リーダーもゲームをプレイして、自身が作った計画書を元にチェック作業を進めていきます。

ただ、この計画書を作るにあたって、開発側と「どこをどうチェックして欲しい」という要望を会議で聞き、それに従って計画書を作らないといけないので、コミュニケーション能力は高くないと出来ない仕事でしょう。

また、他のテスターが上げてきたバグレポートの文章がおかしくないかとかのチェックを行い、重大なバグだった場合再現指示をしたりしないといけないので、判断能力も必要になります。

大変ですけど、その分開発側と仲良くなれるので、自身のキャリアのステップアップに繋げやすくなります。

最初の内は、このリーダーになる事を目指して業務にあたるといいかもしれませんね。

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QAテスターとゲームテスターはどう違う?

QAテスター品質管理の部分を主に請け負った業務になります。

会社によってはQAテスターゲームテスターは別部署として分けている所もあります。

ちなみに、俺がいたゲーム会社はフロアを完全に分けていました。

ではこの品質管理とはどういった部分か?

簡単に言ってしまえば、

  1. ユーザー視点でのゲームバランス調整
  2. テキスト(キャラクターの台詞等)で差別用語や放送禁止用語、おかしな文法を使っていないか、コンプライアンス的に問題がないかのチェック
  3. 社内(ゲーム会社内)ガイドラインに抵触していないかのチェック
  4. プラットフォーム(PS5等のゲーム媒体の事)によってガイドラインが定められているので、それに違反していないかのチェック
  5. 開発側が想定しているCEROの中でゲーム内容が収まっているかのチェック

上記の事を必要以上にチェックします。

ゲームバランスに関してはゲームテスターの意見も採用しますが、他の4つに関してはQAテスターが一番力を入れる部分です。

上記4は、どれか一つでも違反していた場合発売出来ず、発売日が延期になったりする可能性がありますし、上記5で想定していたCEROレーティングが変わると売上も変わってきてしまいます。

その為、QAテスターゲームテスターとはまた立ち位置が違う業種になりますし、仕事の難しさはゲームテスターより高くなります。

俺はこのQAテスター部門にいましたが、高頻度で放送禁止用語や差別用語はアップデートされていくので、それなりに社会情勢にも目を向ける必要はあります。

大変ですが、とてもやりがいがある仕事ですね!

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ゲームテスターの時給は1000円前後からのスタート!

ではゲームテスターになりたいと思った貴方、恐らく給料や雇用形態が気になるのではないでしょうか?

ストレートに伝えると、ゲームテスターの入口はアルバイトか派遣社員のどちらかになります。

未経験者はまずアルバイトで入社し、その後経験者待遇の派遣社員になるか契約社員→正社員というキャリアを積むかという選択肢が生まれます。

ゲームテスターのアルバイトでの給料は大体時給1000円前後からスタートし、年に1~2回増額査定が入ります。

派遣社員になると時給1500円位に増額し、正社員になるとその会社にもよって変わってきますが月給25万以上といった形になります。

大手ゲーム会社になればなるほど、この給料は高くなっていきます。

むしろ、正社員になった方が待遇もよくなるし給料が高い傾向にあるので、アルバイトから正社員を目指す人もいます。

その為正社員の椅子を狙うライバルが非常に多い為、抜きんでたスキルやコミュニケーション能力が要求されます。

待遇に関してはアルバイトでも社会保険が付いている所が大半です。

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ゲームテスターに向いている人の特徴

ではどういう人間がゲームテスターに向いているのかというと、

  • ゲームが本当に好き!
  • 単純作業が好き!
  • ゲーム業界で働きたい!
  • 寝落ち経験がない!
  • コミュニケーションが苦じゃない!

上記5点があげられます。

ゲームテスターに向いている人:ゲームが本当に好き!

これ、当たり前じゃないかって思う人もいると思うんですけど、好き程度ではなかなか勤まりません。

何故かというと、大型タイトルになると3ヵ月~半年位同じ事を延々とチェック作業をします。

「俺、ゲームが好きなんです!」

って言ってた人が1週間で辞めていった場面を何度も見ています。

そうですねぇ、FF14で例えるなら3ヵ月以上新生編のメイン・サブを10周以上チェックし続けるような事だって起こります。

ただゲームが好きというだけだと、同じ場面を何度も周回するだけで憂鬱な気持ちになってしまう人が結構います。

その為、生半可な「好き」ではやっていけない仕事でもあります。

むしろゲームが嫌いになった人が出てきます。

俺の場合は「ここで新しいバグ見つけたら、俺格好いい!!」という自己肯定マシマシマインドで3年近くテスターとして活動出来ていました。

人それぞれでモチベーション維持は違いますが、そうでもしないとやっぱり辛い仕事なのは変わりありません。

ゲームテスターに向いている人:単純作業が好き!

こちらはゲームジャンルによって変わってきますが、サウンドノベルゲームになると基本的にはテキストチェックや分岐チェック作業が大半となります。

今サウンドノベルゲームはだいぶ少なくなりましたが、こういったゲームジャンルの場合は3ヵ月位はチェック期間があります。

延々と文字を見続け、延々と分岐チェックをするのです。

こういった単純作業も苦じゃない、むしろ大好きだって人は、ゲームテスターにかなり向いている人だと思います。

俺は結構黙々とやる作業は好きなので、サウンドノベルゲームのチェックをしていた時は楽しんでやっていました。

ゲームテスターに向いている人:ゲーム業界で働きたい!

意外と多いようで少ない動機です。

単純作業だよ、簡単だよという謳い文句で入社してくるアルバイターもそれなりにいるんですけど、大抵はこの3つに該当していなくて早期リタイアする人が多いんです。

ですが、ゲーム業界で働きたいという意思があれば、必然と上を目指すので長続きします。

俺の友人は、ゲームテスターをやりながら家ではプログラムの勉強をし、開発側のプログラマーと仲良くなってプログラマーとして正社員になりました。

他の友人はゲームテスターの社員になったり、プロデューサーに自分のゲーム企画書を提出してプランナーになったりと、ゲームテスターをきっかけにしてゲーム業界で正社員として働き始めた人は結構いるんです。

まぁ明確な理由があった方が、ゲームテスターは長続きするよって話です。

ゲームテスターに向いている人:寝落ち経験がない!

これは何気に重要ですね!

ゲームテスターは同じ作業を何度も長期間に渡って繰り返します。

当然、眠くなってくることもあるでしょう。

ここで寝落ちしてしまうと、当然仕事なので怒られます。

繰り返すとクビになります。

俺はこれを何度かやらかしてしまったので、飴を舐めたり一瞬席を立って冷たい水で顔を洗って目を覚ましたりしていました。

その為、ゲームをしていて寝落ち経験がない人は、めっちゃゲームテスターに向いています!

やる気さえあれば社員までいけると思うので、是非チャレンジしてみてもいいのではないでしょうか?

ゲームテスターに向いている人:コミュニケーションが苦じゃない!

ゲームテスターも仕事なので、社員やリーダーとコミュニケーションを取らないといけません。

会社によっては社会人経験3年以上等といった入社条件が盛り込まれている程、重要なスキルです。

ゲーム好きって、よくも悪くも癖があります。

時には何を勘違いしたのか「俺はこのジャンルの大会で優勝したことある。だからこのゲームバランスはおかしいから言うとおりにしろ」と開発側に、謎の上から目線で物申した輩もいました。

……入社して1日でクビになってましたけどw

ここで言うコミュニケーションとは、

  1. 疑問に思った事は高圧的じゃない態度で質問できる
  2. 口論にならず、冷静にやり取りができる
  3. 自分よがりではなく、仲間と意思疎通が出来る
  4. 報連相が出来る
  5. 主観的ではなく、第三者視点からの意見をわかりやすく伝えられる

という点です。

別に皆と仲良くしろとは言いません。

でも、最低限上記5つは出来るようにしておくと、どの会社でも基本的にやっていけますし、ステップアップしやすいでしょう。

やはり仕事においてコミュニケーションとは、基本中の基本になります。

ちょっと熱くなって冷静に対応出来なさそうなら、一度深呼吸して冷静になってから意見してみましょう。

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ゲームテスターになるにはどうしたらいいか?

では本題です。

ゲームテスターになるにはどうしたらいいのか?

すっごく簡単です。

好きなゲーム会社のホームページの求人を見る

例えばスクウェア・エニックス様の場合だと、リンク先のような求人を出しています。

このように、好きなゲーム会社のホームページを検索して、求人を見てみるといいでしょう。

これが一番速いです。

好きなタイトルのゲームテスターになりたかったら、面接時にこのタイトルが如何に好きかを熱弁してみるといいかもしれません。

求人サイトからの応募

Indeedやマイナビ等で求人をやっていたりします。

そこで募集をしてみるのもいいかもしれませんね!

色んな会社のゲームに携わりたい人向け!

実はゲームチェック業務を専門にしている会社があります。

ポールトゥウィン株式会社様だったり、デジタルハーツ様だったり。

上記二社は、様々なゲーム会社と取引をしているので、ソーシャルゲームやMMOだったり、様々なゲームジャンルを経験する事が出来ます。

正直好きなゲーム会社にいきなり入るより、沢山の経験が出来るので豊富なキャリアが手に入ります。

意外とゲーム会社としてはそういう人材は重宝されるので、アルバイトから挑戦するのもいいかもしれません。

ただし、登録制の為、常に仕事がある訳ではないです。

より自分を使ってもらえるように、実力を発揮しないと仕事が回ってこない事もあるそうです(知人体験談)。

 

如何だったでしょうか?

ゲームテスターは、ゲーム業界の入口としては非常に良い職種です。

興味がある方は一度チャレンジしてみては如何でしょうか!

 

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